- 2016-12-29
- 特集記事
自然と湖に囲まれた昔話のような風景
宿房 翡翠之庄は、阿蘇くじゅう国立公園の大船山の裾野にある、かつては、朽網(くたみ)と呼ばれた場所にあります。(大分県竹田市直入町長湯くたみヶ丘)
翡翠之庄からは、くじゅう連山から連なる山々の景色を一望でき、目の前には緑の森に囲まれた長湯ダム湖が広がります。
茅葺(かやぶ)き屋根の建物・重厚な佇まいの母屋(フロントとロビー)
自然豊かな山と湖の景色を楽しみながら、翡翠之庄に向かうと、昔話の世界のような、茅葺き屋根の建物が見てきます。
「本物」を残したくて取り組んできたと言う、茅葺き屋根の建物。釘を一本も使わずに、宮大工の方が、日本伝統の建築技法で作り上げた物なのだそうです。
茅葺き屋根は、10年に一度「葺き替え」をして、毎日母屋の中で薪を焚いて、その煙で燻(いぶ)して虫が付かないようにしているそうです。その作業は24年間続いています。長い年月を経て燻された建物は、歴史を感じさせる、深く重厚な味わいに染まって行きます。
この母屋が受付を行うフロントとロビーになっていて、母屋の周辺には、落ち着いた雰囲気の木の丸テーブルや、阿蘇くじゅう国立公園の自然を眺めることが出来るテラス、深い座り後心地のソファーなどの、休憩スペースがあります。
お食事
食卓には山野の恵み、旬の地物、その時々しか味わえない季節の料理が並び、幻のエノハ料理を初め、料理へのこだわりの強さを感じるグルメの数々。エノハ(ヤマメ)や鴨、豊後牛、自家菜園の野菜・ハーブなどを使用した和洋折衷の創作懐石を楽しめます。
「地産地消」にこだわる「かわせみ自家製農園」で育てた野菜やハーブが食卓を飾ります。食の中にも一貫してごだ割り抜く翡翠之庄を感じることが出来ます。
客室
地元の木材を多く使って、7人の棟梁達によって伝統の技術で作られた客室は、人の手の暖かさを感じさせ、庭や窓の景色から自然の息吹を感じる事が出来ます。
翡翠之庄 棟 客室
旅籠の棟:「旅籠の棟」は、大分県三重町出身の棟梁、佐藤兄弟による建物 「宿房 翡翠之庄」の一般客室グレードです。
飛鳥の棟:「宿房 翡翠之庄」運営のログスクールのメンバーが立てたログハウス、和室もあります。
竹田の棟:大分県竹田市出身の棟梁・野仲一喜氏による竹がふんだん使われている建物 部屋食も可能。
中尾の棟:大分県臼杵市出身の宮大工・中尾英二氏と、佐伯市出身の宮大工・河野宮知男氏の作 洋間・和室共に広く落ち着いた空間。
野上の棟:大分県臼杵市出身の宮大工・中尾英二氏と、佐伯市出身の宮大工・河野宮知男氏によるのメゾネット型(2階建て)の客室。
朝倉の棟:大分県大野町出身の棟梁・後藤経信氏によって造られた、長湯ダム湖に面した丘の上にある離れ。
野崎の棟:大分県庄内町と地元・直入町在住の棟梁・野崎兄弟によって造られた、とても広い20帖ほどの広さのオープンテラスが特徴。
木部の棟:「朝倉の棟」「野崎の棟」と同じく、長湯ダム湖に面した丘の上にあり、源泉100%かけ流しの客室露天風呂が備わる人気の客室。
三村の棟:「翡翠之庄」首藤オーナーとデオデオ女子陸上競技部の監督だった、故・三村清登氏の友情から名前がつけられた客室。三村氏を想い書斎が作られている。特別室グレードの客室。
山水の棟:大分県三重町出身の棟梁・佐藤兄弟によって造られた特別室グレードの客室。広々としたオープンテラス、長湯ダム湖を見渡せる客室露天風呂、マッサージチェアやエクササイズ機器が置かれたリフレッシュルームなど。
翡翠之庄のお部屋の詳細はこちらから
→http://www.s-kawasemi.com/room/index.html
お風呂 特徴
2006年5月24日、九州初の源泉かけ流し宣言を行った翡翠之庄のお風呂は、源泉から溢れでる本物の温泉を提供するために、大浴場のような大きな湯船はつくらず、小さめの源泉の湧出能力に合わせた大きさの湯船を用意して、「小さな男女別浴場」と呼んでいます。お湯の表面に浮く、薄い結晶の膜が特徴的な湯の花や、にごり湯のお湯、湯船の底に沈殿した温泉の成分がその泉質の濃さの証明です。
翡翠之庄のお湯は「ラムネの湯」と言われる炭酸ガスが溶け込んだお湯ですが、炭酸泉はお湯の温度が低いことが多い中で「49.5℃」の高い温度の源泉が湧きます。温度が高いと炭酸ガスが抜けてしまいそうですが、入浴の効果を高めるガスの濃度も十分に高いそうです。各お風呂へ分配され適温になるまでにガスは薄まりますが、源泉の近くでは泡がびっしり付くほどガスが溶け込んでいるそうです。
お風呂の種類
「小さな男女別浴場」
源泉そのままのお湯を楽しめるように、大浴場にせずに、温泉をそのままに楽しむ100%かけ流しの湯の共用の浴場です。
「貸し切り風呂」
寒い冬、虫の多い季節でも安心してゆっくり楽しめる貸し切りの露天風呂です。ゆったりと、家族みんなで、心ゆくまで入浴を楽しめます。
「貸し切り露天風呂」
鳥のさえずり、夏の雲、朝日や夕日、星空を眺めながら、四季折々の自然と一体になって、地球から湧き出す癒やしのお湯を楽しめる露天風呂です。
「客室露天風呂 温泉と淡水」
客室に露天風呂が付いている5棟のうち「木部の棟」は源泉かけ流しの長湯の温泉です。
その他の客室露天風呂は、使い切ったお湯の分、自動的に新しいお湯が足される「淡水のお風呂」になっています。温泉に湯あたりを起こしやすい人には、成分のしっかりした源泉かけ流しの温泉が苦手に感じる方には、淡水のお風呂も用意されている4棟ではその心配もありません。
翡翠之庄と周辺の環境がわかる動画
長湯温泉 翡翠之庄(4K)
翡翠之庄の前に広がる長湯ダム湖には、淡水ウエイクボード施設の「大分長湯湖 ストーンウェイクパーク 」
本格的な選手のトレーニングから、体験を楽しむレジャー客まで幅広い世代に楽しまれています。
湖畔の森に囲まれた翡翠之庄の環境を高い高度からご覧いただけます。動画のオープニングで左奥に見えるオレンジ色の建物の奥に見えるのが翡翠之庄です。
まとめ
阿蘇くじゅう国立公園の大船山から吹いてくる心地よい風、遠くにみえるくじゅう連山の雄々しい山々、湖に照り返す太陽の光、小鳥のさえずり、落ち葉の絨毯を踏みしめる音。
古くから伝わる伝統の技術、地元の素材を使った美味しい料理、源泉を愛しているからこそ源泉に合わせたサイズのお風呂。翡翠之庄を訪れ、普段は気づかず通り過ぎているような場所に、おもてなしの真心が尽くされているのを知った時、長湯温泉のハイクラスのお宿、翡翠之庄のサービスの素晴らしさ、決めの細やかさに改めて感動します。きっとあなたも、翡翠之庄が大好きになります。