- 2017-4-15
- 特集記事, pickup 長湯温泉 Japan, 長湯温泉 大分県の天然記念物
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籾山八幡社(もみやまはちまんしゃ)は、長湯温泉の近くにあるパワースポットです。
長湯温泉から車で10分、徒歩で1時間程で行けます。
道の駅ながゆ温泉近くの観光案内所に、無料のレンタサイクル(電動アシスト)もあるので森や田園の風景の中をサイクリングしながら向かうのも良いかもしれないですね♪
まるでジブリの世界
神秘的な雰囲気の苔むした参道。厳かな姿の樹齢千年の神木。訪れた人に「まるでジブリのもののけ姫の世界みたい」と言われることもあります。
ここは、緑の森の美しい景色と澄んだ空気の中でリラックスできる素敵な神社です。
籾山八幡社 (直入物部神社) と 樹齢千年の神木
【長湯温泉×Youtuber女子旅】緑いっぱいパワースポット!籾山神社☆
ご神木の大ケヤキ(大分県指定天然記念物)
鳥居を潜って神社に続く参道には、樹齢100年から200年と言われる杉が並木となって、巨大な杉の中には樹齢400年を超えると推定される物もあります。参道の礫石も古く杉の木の根で盛り上がる等、歴史のふるさを物語っています。
参道の途中、境内の下に生えている、その姿に目を奪われる巨大なケヤキが、樹齢推定800年~1000年とされる、籾山神社の大ケヤキです。
境内
神社の境内入り口には、勇ましさよりどこか愛くるしさを感じる阿吽の狛犬が参拝する人たちを迎えます。
畏み参拝を済ませ、社の右側を見ると、三基の碑石があり、景行天皇の逸話や神社の由来などが刻まれています。
神社の歴史と、それを物語る鎮守の森は、神聖な空気に包まれ、自然と心を正し澄んだ気持ちにさせてくれます。
お近くにお越しの際には是非一度ご参拝されることをお勧めいたします。
籾山八幡社 地図
籾山八幡社(もみやまはちまんしゃ)詳細
籾山八幡社(もみやまはちまんしゃ)
建久年間(1190年~1198年)、鎌倉幕府の時代に直入物部神社(なおいりもののべじんじゃ)から、籾山八幡となった神社です。
【祭神】:直入物部神 (饒速日神、天津赤星神)
【配祀】:仲哀天皇、神功皇后、応神天皇(八幡神)
【住所】:大分県竹田市直入町大字長湯6731番
豊後国直入郡朽網郷中野村
地図
由来
景行天皇(大足彦忍代別天皇・おほたらしひこおしろわけのすめらみこと)が土蜘蛛討伐を行うにあたって、戦勝を祈願した三柱の神、志我神、直入物部神、直入中臣神のうち、直入物部神を祀ったのが直入物部神社の始まりとされます。景行天皇が祭祀を行う以前より、直入物部氏により祭祀が行われてきたとされ、直入物部神はニギハヤヒノミコトと天津赤星(アカホシ)神を合せた神様とも言われています。
ニギハヤヒノミコトは『日本書紀』では饒速日命、『古事記』では邇藝速日命と記され、物部氏、穂積氏、熊野国造らの祖神と伝わる神様です。
建久年間(1190年~1198年)、源平の戦いが終わった後の鎌倉幕府の時代に、現在の籾山八幡の名前が付けられましたが、豊後岡藩の儒学者唐橋君山らによって編纂された豊後国(現大分県)の地誌・郷土史豊後国志では「直入物部神社」として、景行天皇の逸話と物部氏の祖霊を祀る神社として紹介されています。
朽網郷の神社
豊後国志に見る朽網郷(直入町)周辺の神社。
景行天皇由来の神社三社
・直入中臣神社所在=朽網郷中野村→阿蘇野村(中野村)
・直入物部神社(籾山八幡社)所在=朽網郷家村鶴田→長湯村(社家村)
・景行天皇社所在=朽網郷市村→都野区仏原(市村)
明神社・八幡社・権現社
・嵯峨明神社=朽網郷市村
・花牟礼明神社=朽網郷井出下村花牟礼
・五條天神社=朽網郷井出下村
・森山八幡社=朽網郷栢木
・今山権現社=朽網郷上重村
・黒鳥明神社=朽網郷下田北仲村
・丸山八幡社=朽網郷今市村
・六所明神社=朽網郷久住村
・納池明神社=朽網郷青柳村
・八幡社=朽網郷久住澤
・九重山明神=朽網郷九重山上(九重・久住)
・大船山明神社=朽網郷大船山上